本書は大好評DVD『矢堀孝一アウトフレーズの極意~覚えるべき演奏思考法とアウトの7カ条~』を書籍化に際し、スタンダード曲での実例、名人たちのアウト判例、コードによるアウト例などDVDでは網羅し切れなかった項目を追加し、更に進化させたアウト・フレーズ・インプロヴァイズの決定版。
緊張感・浮遊感のあるアウトフレーズ(スケールアウト)も魅力的だが、「でたらめ」に聴こえない優れたアウトフレーズは、どのように構築されているのだろうか。
確固たる理論に基づいて構成されたアウトフレーズの作り方・考え方を、シッカリ解説。適当に弾いているのと、分かって弾いているのでは大違い!「わかってる」アウトでみんなと差をつけよう。
CONTENTS
Chapter1 レジェンドから学ぶ! アウト・フレーズの極意
- John Scofield
- Pat Metheny
- Pat Martino
- Kurt Rosenwinkel
- Steve Cardenas
- Scott Henderson
- Allan Holdsworth
- Greg Howe
Chapter 2「アウト」の基本理論と考え方
- コンビネーション・オブ・ディミニッシュ
- ペンタトニックの使い方
- オルタード・スケール
- メロディック・マイナー
- ホール・トーン
- オーグメント
- スケール・シフト
- 小さなセグメントの平行移動
- 裏のII-V
- ドミナントの逆算
Chapter 3スタンダード楽曲に見るアウト・フレーズ・ガイド
- Softly as in a morning sunrise
- Stella by Starlight
- Blues in F
- Autumn Leaves(枯葉)
- The Chicken
Chapter 4アウト感のあるコード・ワーク
- コード・ワークでアウト感を出そう
- スタンダード曲での実例
- Stella by Starlight' の例
- Blues in F' の例
- 典型的II- V、ii-v の例
著者について
矢堀孝一 (やぼりこういち)1965年1月19日生
'92年にジャズ・グループ 'FRAGILE' 結成。'96年1stアルバム「FRAGILE」をコンポジラsubconscious label よりリリース。
2012年発売の「Unconscious behavior」まで、1枚のDVDを含む12枚のアルバムをリリース。
ソロ活動として最新作「You were there」に至る5枚のソロ・アルバムを発表、Fazjaz.jpでの4枚のCDと1枚のDVD、TV-JAZZのプロデュース。
サイドメンとして向谷実 'Charge and backs'、KIYO*SENでも活躍中。2015年、赤坂に「ジャズギターの聖地」を目指し Virtuoso AKASAKAを開店。
クリエイティブな新しいコンテンツの発信、若手ジャズミュージシャンのサポートにも力を注いでいる。